「いいですか、今から重要な事を言うので良く聴いて下さいね。
  あのですね、ゲームのやり方というのは、死んで覚えるものなんですよ」
  ――幻想再帰のアリュージョニスト
  

日記

これまで爪を切っていた長さではどうやら深爪に当たるようなので、適切な長さまで伸ばすことにした。

そうすると不潔っぽくならないように形を整えるのためにこれまでより気を使う。爪用のヤスリを買おうか?

 

また、爪に縦の筋が入るのは加齢と乾燥によるものだそうで、どちらも心当たりがあるのでせめて保湿に気をつけることにする。

日記

ZOZOMATで足型を計測してみたらスクエア型という日本人に1割しかいないという形だった。

 

おすすめされた靴は、これまで実際に履いて合っていると実感していたニューバランスとアシックス(オニツカタイガー)のものだったので納得感が高い。みんなにこれを勧めているのではと思わなくもないので、他の人にどんなおすすめがされているのか見てみたいものだ。

日記

一昨日に鏡を見たら表情が死んでいた。笑顔を作ろうとしても口の周りしか動かない。

2日続けて10時間眠ったらもとに戻った。

夕食後に頭がのぼせたような感じになることが数日続いて、季節的なものかと思っていたら疲れていたのだ。

 

久しぶりにはてなブログに書き込むにあたり、ローカルのブックマークを消していたので検索しようとしたらGoogle 日本語入力の予測変換が「はてなぶろ」で「ハテナブロック」をサジェストしてきた。「おいおい、負けてるぞはてな」と思ったけど、考えてみればそりゃ負けるよな。

あなたはなぜ値札にダマされるのか

あなたはなぜ値札にダマされるのか?―不合理な意思決定にひそむスウェイの法則

あなたはなぜ値札にダマされるのか?―不合理な意思決定にひそむスウェイの法則


本書を類書と比べた場合に一番に気づくのは文章の読みやすさ。翻訳もおそらく元の文章も優れているのだろう、すいすいと読み進められて楽しい。その点、読みにくく疑問符のつく訳が多かった「世界は感情で動く」と対照的。


以下本当にただのメモ。

  1. 損失回避とコミットメントが同時に働いた時の逃れがたい力。楽観主義が現れる。ベトナム戦争イラク戦争。これについては神経学的な解明を期待したい。
  2. 価値基準。割引された年間チケットを買った人は演劇に出かける回数が少なかった。地下鉄構内での有名バイオリニストによるストラディバリウスを使用した難曲の演奏。他に、
  3. 価値基準+評価バイアス→ドラフト指名順位が出場時間に与える影響はタフさの要素や敏捷性の要素よりも大きかった(得点力の要素よりは小さい?)。他の要素を調整しても、ドラフト指名順位が一つ下がる毎にプレー時間が23分間減少した。その影響は調査終了の5年目まで続いた。
  4. 「ドラグネット」のフライデー刑事の「事実だけを述べてくれ」というフレーズがこの本にも一緒に読んでいたアカロフ、シラー「アニマルスピリット」にも出てきた。
  5. 刑事被告人の弁護士に対する評価、ベンチャーキャピタリストが投資した会社のCEOに対する評価では同様に「話を聞いてくれるか」「どのくらいの頻度で報告があるか」を非常に重視していた。
  6. ロシアのクイズ・ミリオネアでウソの回答を教えるオーディエンス。実力が伴わない者が偶然によって富を得るのをよしとしない。農村共同体の価値観を都市に持ち込んだため?(証拠はなし)。国や民族で異なる公平性の考え方。
  7. 市場規範と社会規範に対応するだろう快楽中枢と博愛中枢。同時に働くと快楽中枢が勝っちゃう。

東京国立博物館の混雑状況まとめ


東京国立博物館の公式サイトに掲載されている会場状況です。比較検討しやすいように一つにまとめてみました。各展覧会のタイトルをクリックすると掲載ページに移動できます。


北斎展 2005年10月25日(火)〜12月4日(日)


書の至宝−日本と中国 2006年1月11日(水)〜2月19日(日)


プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展 2006年7月4日(火)〜8月27日(日)


特別展「仏像 一木にこめられた祈り」 2006年10月3日(火)〜12月3日(日)



特別展「大徳川展」 2007年10月10日(水)〜12月2日(日)
土日



火水木



特別展「国宝 阿修羅展」 2009年3月31日(火)〜6月7日(日)
火水木 ※2009年6月2日(火)〜4日(木)は20:00まで開館時間延長



土日祝日




※これのみ最終3日間の混雑予想
特別展「対決−巨匠たちの日本美術」 2008年7月8日(火)〜8月17日(日)
2008年8月15日(金)(夜間開館)

2008年8月16日(土)、2008年8月17日(日)

ゲアリー・マーカス「脳はあり合わせの材料から生まれた」(原題「KLUGE」)


脳はあり合わせの材料から生まれた―それでもヒトの「アタマ」がうまく機能するわけ

脳はあり合わせの材料から生まれた―それでもヒトの「アタマ」がうまく機能するわけ


脳が祖先型・反射型システムと熟慮型システムに分けられ、問題は二つが併存することではなく、その相互作用の仕方にあるという観点が面白かった。
以下は脳のクルージ性ゆえに生じる非合理性を避けるために役立つ13項目。


1.可能な限り代案を探る確証バイアス及び動機付けられた推論(確証バイアスが証拠集めに関するバイアスであるなら、これは推論が動機によって歪められるというバイアス?)を避けるため。


2.問いを書き直そうフレーミングによるバイアスに注意する。


3.相関が必ず因果関係を意味するとは限らないと考える

4.サンプル数を忘れない

5.自分が衝動的であることを見越してあらかじめ計画を立てる
オデュッセウスは、マストに身を縛り付け、もし自分が縄を緩めろと言ったならばなお強く縛るように命じた。
「誘惑される意志」の双曲割引。

. . . , but the hearts of men are easily corrupted.
 ―ガラドリエル様の声のナレーション


6.目的を設定するだけでなく、予備案も準備する
祖先型・反射型システムは抽象的な目的を扱いにくい祖先型・反射型システムが慣れ親しんだif-then形式(「フレンチフライを見たら、避ける」)に書き直すと成功率が著しく改善する。


7.疲れているときや、気が散っているときには、できれば重要な決断は下さない疲れているときは反射型システムに頼りがちになる。十分な休息と完全な集中を。


8.つねに代償に対する利益を見定める機会費用


9.あなたの選択は抜き打ちチェックを受けるものと心得る
「自分がした選択の根拠を示さねばならないと知っている人は、そうでない人に比べてバイアスを持たない傾向にあるという研究がある」


10.自分と距離を置く「仏教は、一切のことはその瞬間にはとても重要に思えると説く」。「即時的な思考と距離を置いた思考の両方」をする。「[結論]少し待ってみよう。明日になってもまだ欲しかったら、それは大事なものかもしれない」


11.印象深いもの、個人的なもの、逸話には用心するある研究では、学生はコンドームについて統計的に有力な研究よりも個人的体験談の方を信じる傾向にあった。


12.どちらかに決めるビュリダンのロバ


13.理性的であるようにつとめるそう言い聞かせるだけでは無力だが、上述のテクニックを使えば役に立つかもしれない。
バランスよく証拠集を集め、推論バイアスに留意し、長期的目的に沿った選択をするように訓練する。