「恋人選びの心―性淘汰と人間性の進化 (1)」
- 作者: ジェフリー・F.ミラー,長谷川眞理子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2002/07/15
- メディア: 単行本
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上巻読了。とりあえず、思うところを書いてみようとしたが失敗した。失敗の原因は
- 読書中、疑問が解決したもの、疑問のまま残ったものがあったが、大づかみなキーワードだけメモして置いたためにそれらの再現が面倒あるいは困難になってしまった。→枕元に万年筆を一本置いてより詳細なメモを取るようにする。
- 挙げ句に、エントリを書く前に返却期限が来て図書館に返した。
- 専門分野でないため疑問が大雑把なイメージにとどまっていた。そのため、それを書いても(反証可能性のある)情報量が少なかったり、書き始めてから重複に気付いて構成に支障を来したりした。
下巻読了時には上巻について考えたこともサルベージしてエントリを書きたい。ただ、下巻を読めるのは先になりそう。
追記
独立した疑問を一つ書き留めておく。性淘汰により「長い尾羽の遺伝子」と「長い尾羽を好む遺伝子」が広まり強化されていく過程で、雄も雌も両方の遺伝子を持っているのに、どのようなメカニズムで雄にだけ長い尾羽の形質が、雌にだけ長い尾羽を好む形質(といっていいのか?)が発現するようになるのかという以前からの疑問が解けなかった。
本書では周辺的問題であり、書かれてなくても全く責められないが、自然淘汰により(「淘汰圧により」だったかも)そうなるとしか書いてなかったのには、せっかく疑問点への言及があっただけにがっくりと来た。
そもそも、ウェブで記述を探せば早いのではあるけれど。